不妊症の原因
子宮筋腫
子宮筋腫は子宮の壁の上や子宮の中で育つ良性の腫瘍(筋肉のこぶ)です。子宮筋腫はがんではありませんし、がんになることもありません。子宮の中で育つ筋腫は子宮内膜を変化させたり、受精卵が子宮内膜に着床するのを妨げたりして妊娠するのに悪影響を起こす可能性があります。子宮の外側で育つ筋腫は卵管を圧迫したり、塞いだりして精子が卵子に向かうのを妨げる可能性があります。
子宮筋腫の数や大きさ、場所によって症状は異なってきます。子宮筋腫は女性に最もよく見られる腫瘍で、通常何の問題も起こしませんが、子宮筋腫のせいで生理痛がひどかったり、生理の出血量が多かったり、生理が不規則な女性もいます。また、子宮筋腫が膀胱や直腸を圧迫している場合、排尿や排便が困難になる女性もいます。子宮筋腫が子宮内膜を圧迫している場合には、生理の出血量が増えたり、不正出血を起こすこともあります。
子宮筋腫の原因はわかっていませんが、子宮筋腫が育つにはエストロゲンが必要なことがわかっています。そのため、エストロゲンのレベルが下がる閉経後には、子宮筋腫が縮小することが多いです。筋腫は一つ一つ個別にできるものなので、一度取ってしまうと、同じ筋腫は育ちませんが、同じ部位に新しい筋腫が育つ可能性はあります。
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