アジア人の妊娠 & 不妊問題

研究によりアジア人のカップルは、白人のカップルよりも妊娠、出産率が低いことが分かっています。 Advanced Reproductive Center of Hawai’i(ARCH)はアメリカで、アジア人の患者さまへの治療経験が最も豊富にあります。ARCHでは、この豊富な治療経験をもとに、これらの問題を克服することができたと感じています。 ARCHでの体外受精に関してお話ししましょう。

サンフランシスコ大学で2007年に行われた研究により、アジア人は白人に比べて体外受精による妊娠率が有意に低いことが分かりました。

サンフランシスコの研究者は、アメリカ国内およびサンフランシスコの診療所固有のデータを分析し、体外受精を受けているアジア人の女性の妊娠、出産率が白人女性よりもかなり低いことを発見しました。

CDCからのアメリカ国内のデータによると、アジア人女性は26.9% 、白人女性は34.9% が初めての体外受精で出産に至りました。 また、カリフォルニア大学のデータによると、アジア人女性は28.6%、白人女性の 37.5% が初めての体外受精で出産に至りました。

私たちは日々の研究と経験によりアジア人女性の高い妊娠出産率を誇っています。 詳細についてぜひご連絡ください。

アメリカ国内のデータは、CDC と補助生殖技術協会によって1999年から2000年に収集され、体外受精を初めてした白人女性25843人とアジア人女性1429人のデータをもとに分析されました。 カリフォルニアのデータは、アジア人患者の多いクリニックから567人の女性のデータが収集されました。内197人がアジア人であると報告されています。

このアジア人女性と白人女性のデータの差は、不妊症の診断名の違いや、年齢、ホルモンレベル、受精卵の数などの違いを考慮したうえでも、存在することがわかっています。

出典:Purcell et al, Asian ethnicity is associated with reduced pregnancy outcomes after assisted reproductive technology, Fertility and Sterility, Volume 86, Number 5, November 2006