不妊症の原因
子宮内膜症とは?
一般女性の約8%が子宮内膜症といわれていますが、不妊症の女性では約20%が子宮内膜症といわれています。ひどい生理痛は子宮内膜症の症状の1つで、子宮内膜症を診断するための重要な要素です。もし、ひどい生理痛をお持ちでしたら、医師に相談してください。
子宮内膜は子宮の中で毎月育つ細胞で、その月に妊娠しなかった場合、毎月の生理で流れ出ていきます。子宮内膜症ではこの細胞が、子宮の中ではなく、卵巣、卵管、子宮の外側、膀胱、腸やその他の体の部位に育ちます。この細胞は子宮の中にある子宮内膜のように振る舞うので、月経周期の始めに育ち始め、生理の時に出血します。この出血により、お腹の中が刺激され、炎症を起こし、臓器に傷を作ったり、臓器と臓器をくっつけたりしてしまいます。
子宮内膜症では、卵管がねじれたり、卵管が詰まったり、チョコレート嚢腫(子宮内膜でできた大きな血まめ)ができたりします。中にはこの子宮内膜症が卵子や受精卵に対して毒素を作り出しているのではないかという意見もあります。
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