不妊症の治療: 高度な治療
ハワイでの体外受精(IVF)
ART とは高度な不妊症治療、主にIVF(体外受精)やICSI(顕微授精)に用いられます。また、GIFT法 (卵管内移植:採卵後4-6時間培養)や ZIFT法 (卵管内移植;採卵後1日培養) にも使用されます。これらすべの治療は女性の卵巣から卵子を採取し、精子と受精させ、受精卵又は卵子と精子を女性の体内に戻すという過程により妊娠を試みます。
これらの治療法の違いは、卵子がどこで受精するか、受精卵が女性の体内に戻されるまでにどこまで育てられたかというところにあります。
古典的な体外受精(IVF)では、卵子と精子を培養室にて一緒に保育器に入れ数日間受精を促します。受精卵又は胚は子宮頚管を通して女性の体内に戻します。ZIFT法/GIFT法では精子と卵子がすぐに女性の卵管内に戻され、女性の卵管内にて受精します。受精卵は卵管内から子宮内へと自然に運ばれます。ZIFT法/GIFT法はIVFに比べて妊娠率が低いほか、精子と卵子を戻す際に腹腔鏡手術が必要になり高額になるため、減少しています。典型的なIVFではホルモン剤の使用開始から採卵まで約4-6週間かかります。
IVFについて
体外受精(IVF)は不妊治療の1つです。骨盤内子宮内膜症、卵管の閉塞または何らかの理由で卵管がない、低い精子数等の男性因子、35歳以上の女性で自然妊娠に至らなかった場合、または原因不明だがほかの不妊治療にて妊娠に至らなかった場合に行います。
体外受精(IVF)は不妊治療の1つです。骨盤内子宮内膜症、卵管の閉塞または何らかの理由で卵管がない、低い精子数等の男性因子、35歳以上の女性で自然妊娠に至らなかった場合、または原因不明だがほかの不妊治療にて妊娠に至らなかった場合に行います。
IVFの過程:
- ホルモン薬を投与し、卵巣内にある卵子を刺激します。この間卵子の成長は血液検査と経腟超音波検査によって慎重に観察します。
- 成長した卵子は経腟超音波と採卵針を使用して採取します。
- 男性パートナーには採卵日に精液の採取をしていただきます。採取された精液は受精率を上げるため、特別に処理します。
- 卵子と精子はともに保育器内に入れ、受精を促します。この間、培養士が慎重に観察します。
- 受精後も受精卵は3-5日間保育器内で観察し、凍結します。受精卵を凍結させて、女性の体を妊娠に適した状態にしてから移植することによって妊娠率が著しく上昇しています。
- 採卵後生理が来てからエストロゲンを使用して子宮内膜を厚くします。子宮内膜があるくなったところで、プロゲステロンを使用して受精卵が着床するのに適した状態に整えます。ここで、凍結受精卵を解凍し、子宮内に戻します。移植の8-10日後に血液検査によって妊娠の判定をします。
体外受精についてもっと知りたいという方はご連絡ください。
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