妊娠するために
月経周期を理解する
月経周期を理解することは妊娠するための最も重要なステップです。月経周期は卵巣内で卵子が育つところから始まります。この卵子の成長は脳からの信号でコントロールされます。卵巣をコントロールする脳からの信号には2つの重要なものがあります。1つ目は卵胞刺激ホルモン(FSH)です。FSHは卵子のある水で満たされた部屋”卵胞”を刺激し卵子を成長させます。
卵子が卵巣内で成長するのに約2週間かかります。この間、成長している卵胞は”エストロゲン”という女性ホルモンを作ります。卵胞から放出されたエストロゲンは子宮内膜といわれる子宮の内側にある膜を成長させ、受精卵が着床するのに適した環境に整えます。
この過程の途中で様々な問題が起こりえます。その問題が不妊症を引き起こしている可能性があります。
2つ目の脳からの信号は黄体形成ホルモン(LH)といい、このホルモンは排卵を促します。排卵とは成長した卵子が卵巣から放出されることを言い、通常月経周期の約14日目に起こります。排卵後、卵子は卵管を通って子宮へと送られます。性交によって精子が膣に放出された場合、精子は子宮を通って卵管へと進みます。卵管内で精子は卵子と出会い、受精します。排卵、受精の数日後、受精卵は子宮内へとたどり着き、子宮内に着床します。ここで受精卵が成長し、胎児となります。ここまでの過程の途中で様々な問題が起こりえます。そして、その問題がカップルの不妊を引き起こす原因となっている可能性があります。
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